旅行中に守るべきお金の安全対策をご存知ですか?フランスで近づいてきたあの少女、一見無邪気そうに見えましたが、実は彼女の父親があなたの財布を盗むための注意をそらす手口だったのです。残念ながら、このような犯罪は世界中でよく見られます。
多くの場合、泥棒は観光客を狙います。観光客はまだその街に慣れておらず、泥棒の手口を知らない“新顔”だからです。でも、事前にしっかり準備しておけば、このような被害を防ぐことができます。
次回の旅行でお金を安全に守るためのポイントをご紹介します。
貴重品はどこに保管すべき?
パスポートやデビットカード、お金は常に体に密着するマネーポーチに入れて持ち歩きましょう。ハンドバッグやリュックは簡単にひったくられることがあります。腕の良いスリは、あなたが気づかないうちにポケットを開けてしまうことも。 シャツやトップスの下に身につけられるポーチがおすすめです。
首やウエスト、ふくらはぎなどに装着できるタイプもあります。特に混雑した場所に立つ時や、電車で寝る時、治安のあまり良くないエリアに出かける時には大変便利です。マネーポーチ以外にも、ベルトやチェーン、ケースなど、お手頃価格(約40ドルから)で貴重品を守るアイテムが揃っています。
貴重品はホテルの客室に置いておいた方が良いのではと思うかもしれませんが、ホテルの部屋の安全性も決して万全ではありません。ホテルのセーフティボックスも、意外と簡単に開けられてしまうことがあり、多くの場合、盗難時もホテル側が責任を負ってくれないことがあります。
もう一つ大事なポイントは、貴重品を一箇所にまとめて保管しないことです。パートナーや友人と一緒の場合は、それぞれがデビットカードと現金を分散して持ちましょう。一人旅の場合は、予備のカードを別のバッグなどに分けて入れておくのが安心です。
貴重品を安全な場所に保管することは重要ですが、すぐに取り出せる場所(ポケットなど)に少額の現地通貨を入れておくのも一つの工夫です。お金の保管場所を晒さずに済み、スリ対策になります。
さらに、パスポート、クレジットカード、運転免許証など主要な書類のコピーは必ず持ち歩きましょう。一部は信頼できる人に預け、もう一部は原本とは別の場所に自分で持っておくと安心です。あるいは、スキャンしてスマートフォンに保存しておくのもおすすめです。
ATMで安全に利用するためのポイント
ATMを利用する際は、細心の注意を払うことが大切です。以下のアドバイスを参考に、安全にお金を引き出しましょう。
- ATMに入る時や操作中は、後ろにいる人に暗証番号を見られないように注意しましょう。
- 取引が終わったら、必ずレシートを受け取りましょう。
- 明かりが十分でない場所や、不審に感じる場所のATMは利用しないでください。
- ATMで現金を数えるのは避けましょう。周囲に現金を狙っている人がいるかもしれません。
- ATMカードを紛失した場合は、直ちに銀行に連絡してカードを停止してもらいましょう。
まとめ
こちらでご紹介したのは、旅行中に自分自身とお金を安全に守るためのポイントの一部です。他にもお金を守るコツをご存じですか? 旅行中にお金を盗まれた経験はありますか?ぜひコメント欄で教えてください。